シニアミュージカル 発起塾

「何もできない」「したことがない」というのが発起塾の入塾条件ですから問題ありません。反対に、なんでもうまくできる人には入塾を遠慮していただいています。

50歳からはじめても、100歳まで50年あるわけですから、まったく遅れの心配はありません。3年は、続けてみてください。石の上にも3年。がんばればきっと何かが変わります。

大丈夫です。原則、いつからでも入塾できます。ただし、入りたいクラスが公演前（1ケ月前くらい）の場合は、公演後の入塾をおすすめしています。

普段は、ダンスと演技と歌の授業が月4コマ（1コマ1時間）あります。ですから3つのサークルに入っている感覚だと思います。それぞれにプロで活躍されている先生方がみなさんにやさしく教えてくれます。
●演技…セリフの言い方や動き ●ダンス…ストレッチから曲に合わせて振りをやるなど ●歌…既成の曲やオリジナル曲の稽古。そして公演が近づくとオリジナル台本に沿って、配役がなされ、オリジナルの音楽・ダンスの振り付けが付きます。そしていよいよ本番ということになります。

長く続けていくためにはこのペースが一番だと確信しています。発起塾に入った直後は物足りなさを感じます。しかし続けていくうちに身の回りにいろんなことが起こります。気が付いたらあっという間に次の授業日になっています。また、公演が近づくと覚えなければならないことがたくさんあります。それに引き替え物覚えがだんだん悪くなっています。次の稽古日までに時間がいくらあっても足らないぐらいになります。

ミュージカルは、いろんな役があって成り立っています。作品によって、さまざまな役割がありますので、できる範囲のことで出演していただきます。歌や台詞でがんばってもらっても結構です。授業においても、体調の悪い人は、自由に休憩できますし、またダンスが踊れないからといって、いい役がもらえないということもありません。

ちゃんとした劇場での公演費用が授業料に入っているからです。よくあるケースは授業料と公演費用が別立てになっています。しかしそれでは一度に高額な公演費用を払わなければなりません。ですから年間かかる経費を月割りにしました。公演規模や保険、その他のサポートを考えると、結果的に発起塾はとても安いと思っています。

公演組の衣装代は、基本的には公演積立費に含まれます。しかし、個人ですで に持っているものは活用しますし、もちろん自分の役柄にあったものを購入していただくことはかまいません。ただし、演出上不適なものはお断りする場合があります。

配役は、演出家が決めます。ある程度の希望を考慮し、ダンスや歌の得意・不得意を考え、人それぞれの個性を生かした配役を行います。決して、うまい人だけがいい役をもらえるとは限りません。

急な場合というのが、公演の当日なのか、前日なのか、また１ヶ月前なのか、３ヶ月前なのかによって、状況は違いますが、基本的には、急な欠員が出た場合、他の人に台詞をふるか、プロの代役を立てるか、黒子がその人の変わりに台詞をいうなどの対応を行います。費用は、その人がそれまで支払った月会費、年会費については残念ながら返金できませんが、公演まであと数ヶ月あった場合、稽古に参加できなくなった翌月からの月会費はかかりません。

大丈夫です。ただ公演の前は多少調整してほしいと思います。そのために他の月は稽古に来れないということが起こっても仕方がないですね。私どもに言えることは、発起塾と仕事を両立させていただきたいと思っています。そうすればどちらにもいい結果が得られるでしょう。人生は張りがなければ楽しくありませんからね。